直接掘削工法

DIGGING

渇水状態のため池
底泥の除去

池沼における放射性物質対策の概要
直接掘削工法概要
ため池 断面イメージ

ため池 断面イメージ

除染作業においては、放射性物質濃度の高い(8,000Bq/kg以上)、池底表面の底質土を除去する必要があります。
直接掘削工法とは、渇水状態のため池の泥を直接掘削し、放射性物質を含む泥を取り除いて水と泥を分離させる工法です。
渇水状態で掘削するため、泥をかき混ぜたり広げたりせず、石や砂と一緒に池から取り除くことが可能です。

掘削除去工法
施工フロー図

掘削除去工法施工フロー図

作業の流れ

flow

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掘削除去の様子

掘削除去の様子

掘削除去の様子

掘削除去の様子

1.底泥の掘削と分級・分別

掘削機(泥上掘削機・バックホウ等)にて除去対象の底質土壌を有機物や砂礫などと一緒に除去します。
除去した土壌は不整地運搬車で運搬し、性状を検査します。
性状検査の結果、脱水が必要な底泥は加圧脱水及び固化材の添加を行います。十分に水分の少ない土壌はふるい機にかけて分級を行い、有機物と土壌に分別します。

加圧脱水機

加圧脱水機

固化材添加・撹拌

固化材添加・撹拌

2.加圧脱水工程

水分の多い土壌は、その性状に応じて加圧脱水を行います。
比較的水分量が少ない土壌については、大型の鋼板水槽に入れて曝気と重機による加圧脱水を行います。 水分量の多い泥状の土壌は水切り土のうに格納し、加圧脱水機による脱水を行います。
脱水した土壌は必要に応じて固化材を添加し、再度1の分級・分別工程へ戻し、加圧脱水して生じた水分は3凝集沈殿工程へ送られます。

水処理器

水処理器

2で加圧脱水して生じた濁水に凝集剤を添加してかき混ぜます

水処理器

水処理器

2で加圧脱水して生じた濁水に凝集剤を添加してかき混ぜます

凝集剤

凝集剤

濁水は凝集剤を添加することで、透明な上澄み水と、濃縮された泥に分離されます。

3.凝集沈殿工程

2の加圧脱水により生じた濁水に凝集剤を添加し、水と泥を分離します。

  • 沈殿濃縮した泥 → 4.脱水工程へ
  • 上澄みの水 → 5.処理水の放流へ。
脱水工程

脱水工程

  1. ろ布を濁水を入れた水槽に設置
  2. ろ布から水を真空吸引
  3. ろ布にケーキが形成される
脱水工程

脱水工程

  1. ろ布を水槽から引き揚げ、気中で乾燥させる
  2. 吸引とは逆に送気することで、ろ布からケーキを落とす
真空吸引の様子

真空吸引の様子

気中乾燥の様子

気中乾燥の様子

ケーキ回収の様子

ケーキ回収の様子

所定場所に保管

所定場所に保管

4.脱水工程
(膜式真空脱水装置)

3の凝集沈殿工程から送られた濃縮泥の中に、ろ布をとりつけたドレーン管を沈め、水を吸引・脱水します。ろ布に凝集した泥が張り付いて、乾燥させるとケーキ状になります。ドレーンから吸い上げた水は5の処理水の放流へ。

処理水の放流

処理水の放流

5.処理水の放流

3、4の工程で発生した水は、検体を採取し放射能測定を行います。
また、毎日濁度を確認した上で池に戻します。